アジア事情Banyan
自決した天才作家三島を偲ぶRemembering Mishima, a writer of genius who committed seppuku
切腹に先んじて、三島はクーデターを呼びかけた
2020/12/05
人の一生をその誕生が語り始めるのは当たり前の話だが、三島由紀夫の人生は、その死から語り始めないわけにはいかない。20世紀日本が生んだ最も優れた文学者の死は、壮絶と不条理が一体となって交じり合ったものだった。1970年11月25日、三島は自分が指揮する学生の私兵集団「楯の会」の一部を率いて東京中心部市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部を訪れ、総監を人質に取って総監室を占拠し、明らかに失敗を覚悟したクーデターを...
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