------------------------------------------------------- 今週のエコノミスト:5月10日号 ------------------------------------------------------- Almost there May 10th - May 16th 2008


1.Russia’s new President
 Enter,pursued by a new bear (Leaders)
◎メドベージェフ氏は公安出身でも旧共産党出身でもない初めてのロシア
 大統領だ。プーチン氏との異例の「双頭体制」とはいえ、彼は法治の重要
 性を知るリベラルのようにも聞こえる。だが西側は、言葉でなく行動で彼を
 判断すべきだ。プーチン氏を就任時に過大評価した間違いを繰り返さな
 いために。

2. Iraq,Iran and the United States
 Whose side are they all on? (Middle East & Africa)
◎米国に支えられたシーア派主導のイラク政府を揺さぶるため、イランは、
 反政府のシーア派・サドル師派を支援している・・・という簡単な図式では
 なさそうだ。サドル師派も内部分裂しているとか、イラン内部の不統一が
 そのまま対イラク政策に表れているとか、さまざまな見方があってイラン
 の確かな意図は分からない。

3. China & Japan
 Blossoming (Asia)
◎江沢民で悪化が始まり小泉純一郎で最低に落ち込んでいた日中関係が、
 福田康夫の登場と胡錦濤の今週の訪日で「新しい出発点」に立った。アジ
 アの2つの大国の間には貿易、環境対策、東シナ海ガス田の共同開発な
 ど多大の互恵関係があるが、真の和解となるとまだ微妙だ。

4. Russia’s oil industry
 Trouble in the pipeline (Business)
◎原油価格は5月6日にバレル122ドルを超えてなお上昇する勢いだ。その
 原因は意外にもロシアにある。サウジについで世界第2位の産油国ロシア
 は、OPECの外で中国、インドによる石油消費増加分の80%を賄ってきた
 が、その増産が限界にきている。原因は埋蔵量ではなく、税制が絡む人
 為的なものだ。

5. America’s housing
 Home truths (Leaders)
◎金融市場に関しては「最悪事態を過ぎたかもしれない」との望みが持てる
 にしても、米住宅問題はさらなる悪化が避けられない。差し押さえに歯止め
 をかけるため、問題のある住宅ローンに対して連邦住宅局(FHA)を通じて
 3000億ドルまで再保証するという法案には賛否両論があるが、いずれも正
 しくない。では正解は?

6. Cyclone in Myanmar
 Myanmar’s misery (Leaders)
◎独裁政権の常で、ミャンマー政府はサイクロン被害救済のための外国の
 救援活動を妨害している。生死の瀬戸際にある数万の人々の運命よりも、
 外国の介入による究極的な政権転覆を懸念しているからだ。外国の苦し
 い努力にもわずかな希望がある。その1つは軍事政権内部で造反が起こる
 可能性だ。

7. The Democrats
 Almost there (Leaders)
◎「こうしたすべての理由」によって、大統領としてはともかく、民主党の大統
 領候補としてはクリントン氏でなくオバマ氏が指名に値する。クリントン氏は
 決着を党大会に持ち込むのでなく、自分で適切と判断するときに潔くレース
 を離脱し、クリントン夫妻が持つ相当な力を、民主党の「最良の希望」に投
 入すべきだ。

 

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