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今週のエコノミスト:5月3日号
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Angry China
May 3rd - May 9th 2008
1.China
Angry China (Leaders)
◎中国が今、ゾッとするような雰囲気になっている。各国での聖火リレー
での大量の中国人留学生を動員しての応援に続き、最近では仏のカル
フールに対する各地の不買運動の大衆デモは、改めて世界の人々の
中国に対する物の見方を変えようとしている。この愛国心を煽った中国
政府のやり口は、両刃の刃となって政府そのものに向かう危険性もある
のだ。
2.France
Sarkozy’s difficult year (Leaders)
◎仏のサルコジ大統領が就任してちょうど1年になる。選挙前にサルコジ氏
は野心的な経済の改革路線を直ちに実行すると掲げ、それも大半は1年
以内に実現できると訴えて人々に期待を持たせた。だが、1年たった今、
彼の主張から判定すると、全くの失敗だったと言わざるを得ない。特に世
論の支持と、議会での与党の優位な状況を踏まえれば、もっとできたはず
である。
3.Japanese politics
Fukuda’s botched repairs (Asia)
◎5月1日にガソリンにかかる暫定税率がようやく復活したが、福田首相の
人気は落ち込む一方で、世論調査によっては前任者の安倍総理の最後
の時よりも下回る結果になっている。特に大きく響いたのは、福田政権初
の国政選挙となった4月27日の衆院山口2区補欠選挙で前衆院議員の民
主党候補者に敗れたこと。エコノミスト誌はいろいろと敗因を指摘している。
4.Buttonwood
The fragility of perfection (Finance & Economics)
◎グローバリゼーションは、世界経済に大きな恩恵をもたらした。特にサプラ
イチェーンの視点から見た場合でも、もっとも安価あるいは効率のよい部
分を世界中から探し出しそれを組み合わせることで、競争力を一層高める
ことが出来るメリットもある。だが、その反面、サプライチェーンの一部が機
能しなくなると、供給全体に甚大な影響を及ぼすこともある。「完成の脆弱
性」という側面にスポットを当てている。
5.European boards (1)
Jobs for girls (Business)
◎スペインのサパテロ新内閣が、男性よりも女性を多く閣僚に登用して話題
を集めているが、その中でも妊娠8カ月のカルメ・チャコン国防相が、選ば
れた事は大きく注目されている。 もともとスペインは働く女性の率がイタリ
アを除いては欧州諸国の中でも低く、どうやって増やしていくかが大きな課
題となっていた。そこでこのほど政府は、2015年までに会社の役員の40%
を女性にするよう法律を制定した。
6.Farm subsidies
The right time to chop (Leaders)
◎世界的に食料価格が高騰しているが、エコノミスト誌は今こそ先進国の食
料保護政策を見直す好機であると論じている。もっとも、先進国は自国民
の食料を確保するためにも農家を保護していかなければならないという。
特にEUの共同農業政策(CAP)の問題点を挙げている。
7.Suicide in Japan
Death be not proud (Asia)
◎特に最近は硫化水素による自殺が「流行病」のように蔓延し、大きな社会
問題となっているが、もともと日本は先進国の中でも最も自殺者の率が高
い国であると、エコノミスト誌は指摘している。問題は、こうした自殺が多発
することのバックグラウンドだ。社会的な失敗、あるいは人間的な苦悩に直
面すると簡単に人々が自殺に走る。こうした文化的な背景を解決しなけれ
ば問題は解消しない。
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