グルカ兵といえば、英軍部隊で活躍する外人部隊としては、昔から有名である。ネパールのグルカ族出身者で構成され、山岳戦や白兵戦に強いことで知られている。通常、退役した場合は本国のネパールに帰るのだが、最近では英国にとどまって住み着きたいとするグルカ兵が増えている。
ところが、ネパールでは思わぬ共産党政権が出現したことから、事態が込み入ってきた。毛沢東派の共産党はつい2年前までは政府軍とゲリラ闘争していたことから、海外で同国民が部隊として活躍することを禁止するだろうと見られている。特に「傭兵」はいけないとしている。だが、実体は違う。彼らは英軍で200年前から活躍しており、現在も3,500人もいるグルカ兵たちは、英軍内で特別な法的地位を与えられている。給料も英国兵と変わらず、長期勤務後に退役した場合は、英国人の場合と同等の老齢年金を支給される。2006年には最終的に英国人と平等の地位を獲得している。こうしたことは長年にわたる退役グルカ兵たちの熱心な運動によるものだ。彼らはさらに2,000人の過去に退役した軍人に対してのビザ請求を行っており、それが実現することになるかもしれない。