ミニ・スーパーチュースデーといわれた3月4日のオハイオ州とテキサス州での予備選を制し、民主党の大統領候補者としてクリントン氏が息を吹き返したことから、オバマ氏とのデッドヒートはどうやら最後までもつれ込みそうだ。問題は「スーパー・デレゲート」と称される党幹部の796票の行方だ。
この票は、白人が多数を占め、クリントン氏に近いといわれてきたが、初の有力黒人候補者で先頭を走り続けているオバマ氏に対し、党員多数の選択を覆すことは可能なのだろうか。また、オバマ氏は無党派層にも強いし集票能力がある。
一方、クリントン氏はフロリダ州の代議員票をもっている。同州は党の規約に反し、早い段階での予備選挙を勝手に進めてしまった。選挙は実施されクリントン氏が勝ったものの、党から代議員票は剥奪されてしまった。クリントン氏はフロリダ州の票の復活を求めている。この問題をどう処理するかも頭痛の種だ。党は「規則は規則」としているが、米国で4番目に人口が多い州の決定を無視するのかとヒラリー氏は主張。オバマ氏は「あそこでは誰も選挙運動をしていない」と反論している。