英国で、既に消滅していると考えられていた病気が復活し始めている。くる病と結核である。2つとも、アフリカなどからの移民から持ち込まれたものと見られているが、移民に寛容な同国としては、思わぬ副産物になりそうだ。
これは、健康省が12月28日に発表したもので、特にくる病など、1950年代に根絶されたと考えられていた。もともと英国は日照量が少ないため、特に黒い皮膚の子供たちが影響を受けやすいという。最近ではアフリカからの移民が多い地区などで、くる病の発生が起きている。
結核も抗生物質が出てきて1950年代にはほとんど消滅したと思われていた病気だが、1980年代半ばから増え始め、罹患者は2000年には6,000人を突破。2006年には8千人を突破している。だが、実際の患者数はもっと多いと見られている。英国では、ネイティブの間での発生率は低いため、結核は移民が持ち込んでいると考えられている。特に移民の多い貧困地区の住民での発生率が高いという。