2007年11月24日号の注目記事


 Japanese immigration control (Asia)
 Giving you the finger

 日本に入国するすべての外国人に対して、写真が撮られ、指紋が電子押捺されることになった。政府はテロリスト対策だとしているが、鳩山邦夫法相自身が記者会見で、蝶収集の仲間の友人がアルカイダ関係者で偽造パスポートを使って、何度も日本を訪れていたと告白したこととも関連があるのかもしれない。

 従来、空港での入管手続きが「20分以上送れることはない」を鳩山法相は強調するが、すでに空港ではチェックを待つ外国人の長い列ができているという。すでにチェックにひっかかった人で入国できなかった人も相当出ているようだ。


 AIDS (International)
 WHO's counting?

 WHO(世界保健機関)が、世界のエイズ患者が昨年の3950万人から今年は3320万人に減ったと報告している。これは喜ぶべきことだ。しかし、実際は、エイズがどう推計されているのかの方法が変わったためにおきた現象である。

 特にインドと5つのアフリカの国々で調査を綿密にして、患者の数をより正確に把握する方法がとられたことによる。もっとも、エイズの病気そのものも、退潮期に入ったようである。エイズで死ぬ死者の数も2005年がピークで、約220万人だったのが、今は年間210万人に減っている。新しい罹患者も、1998年に340万人だったのが、今では250万人に減っている。世界各国での公共機関が、安全なセックスをするよう啓蒙したことや、薬品の開発が進んだことなどが大きな原因であるが、いずれにせよ喜ぶべきことには違いない。


 North Korea (Asia)
 Subprime but booming

 北朝鮮関連のニュースとなると、6カ国協議の話か、金正日の瀬戸際外交の話がほとんどだが、今週のエコノミスト誌は変わった話題を提供している。首都平壌で、今や高級アパートがどんどん建築中だという。市内で、6、7カ所の建築現場が見られるようだ。

 もっともこうしたアパートは、高級官僚や軍人などエリート階級の人々向けのようだが、そればかりでもない。5年前に中国の開放経済を見習って北朝鮮もこれを導入した結果、市内に現金が流通するようになり、物資も豊かになってきた。市民は、資本主義国家並みの「消費者」に変身しつつあるようにみえる。

 高級アパートの一軒当たりの広さは150uもあり、値段も4万ドルするというから驚きだ。もともと、土地は国のもので、私的所有は禁止されていたはずだが、ここ5年間で、こうした規制も緩んできたようである。


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