先週のエコノミスト誌で、Facebook社の記事が載ったばかりだが、もう「友人」ができたようだ。10月24日に、インターネット巨人のマイクロソフト社が、Facebook社に、同社の株1.6%を2億4千万ドルで買うと申し出たのである。設立後わずか3年の会社。社長は23歳。しかも、この比率で会社の現在価格を計算すると150億ドルに相当する。
何事も異例ずくめだが、これがIT産業でのメガヒットの実体なのだろう。もっとも、今月初めには、マイクロソフト社のCEOスティーブ・バルマー氏は「FacebookのようなSNSは、多分一時的な流行で終わるだろう」と公言していたというのだから、他人を欺く二枚舌とはこのことだ。
"Microsoft clearly thought that it had no choice"と書いている通り、日進月歩で新しい技術、考え方が闊歩しているこのインターネットの世界で、新時代に生き抜くためには、さすがのマイクロソフトも他に選択肢は無かったのだ。
同社は最初、adcenterというオンラインの宣伝ネットワークを作って、グーグルに対抗しようとした。それがあまりうまく行かないと、買収や提携といった形で宣伝面での強化を図ろうとしたが、グーグルに先を越されたりして、ことごとく失敗した。AOLの株を取得したのはグーグルであり、My
spaceに宣伝を配信するのに成功したのもグーグル。Youtubeを買収したのもグーグルだった。マイクロソフトは絶望的になったのである。
そして、今回の賭け。果たしてIT巨人各社の今後の勢力分野は? 今回のできごとで、ヤフーがかなり苦しくなった事だけは確かなようだ。