5年に1度開かれる中国共産党の大会について、エコノミストの報告。
胡錦トウ総書記(国家主席)は10月15日にテレビを通じて演説を行い、より民主的で腐敗の無い国家を築いていくことを述べた。また台湾との間の平和についても語った。しかし、政治の改革については何ら触れなかった。
2時間半の演説の後、新聞は胡主席が60回も「民主的」という言葉を使ったと書いたが、中国の政治指導者は常にこうした発言をするものの、ほとんど変化したことはないのである。彼は政治の透明度を高めることを語り、大衆の参加を語ったが、具体的な方策については何も語らなかった。
同誌は「胡主席は、独裁者でもなければ、予見者でもない」との評価をしている。つまり強力な指導力を発揮するというよりも淡々と勤めていると判断している。そこがmysteriousと言われる所以のようだ。その他、後継者問題にもふれているが、ライバル同士の選択をしていることから、「後継者は不確実」であり、政治の不安定要因とならないか疑問を投げかけている。