香港の証券取引所が存亡の危機に立たされている。せっかく7年前に大衆に取引所の株を開放したのに、9月7日に香港政庁は、これを買い戻すことを決定した。
なぜ時計の針を逆戻りさせるようなことをするのか、と疑問が取りざたされていたが、どうやら中国本土との結びつきを強めるためというのが、その理由のようだ。経済活動に関しては政府は無干渉でいるという原則を踏みにじったわけである。
これまでも、政府は取引所に対する影響力を行使できるような様々な措置を取ってきたものの、表面的には独立性を保ってきた。しかし、今回中国政府は香港の取引所に対し、中国本土の企業の取引を停止したり、売買できる株の数量を制限するなどの措置を取ってきた。
中国政府の影が、香港証券取引所に重くのしかかってきたわけだが、いずれ「政治的自由」も同じ運命か。