テレビの映像を見ながら話し合うというテレビ会議は、一時話題としてはもてはやされたものだったが、実際に社会的に普及したことはなかった。しかし、インターネットの発達や、大型テレビの出現、技術の向上などで、新たな光が当てられそうである。
今、米国では「テレプレゼンス」という新しい商品が販売され始め、注目を集めている。
従来のテレビ会議は、映像技術や操作性などにさまざまな欠点を抱えていた。こうした問題点を解消し、ヒューレット・パッカード社、シスコ社などの大手企業が、会議室一式を売ったり、貸したりする商売を始めたのである。この会議室に入ると、丸いテーブルを囲んで、10人程度の会議が行えるようになっている(半数はテレビ側)。
映像は等身大で、3台ほどの大型テレビが並べられており、相手側のテーブルも壁もこちら側と全く一緒。テレビで会議しているとの違和感を感じさせないことができるという。この製品の利点は、遠隔地から旅行をせずに済むため、時間の節約、経費の節約になる。
映画会社なども採り入れ始めたようで、映画が早く安価に作れるという。大手2社以外にも中小の企業が開発、販売を始めており、急成長が見込まれている。ある予測では、2013年までには売り上げも12億4千ドルに達するとしている。いずれ、日本にも導入されるだろうと思われる。