2007年8月11日号の注目記事


 British airports  (Leaders)
 Hell on wings

ロンドンのヒースロー空港で待たされる旅行客の長い行列は、いつものことながら、特に暑い夏の間は、人々の嫌悪の的となっている。
フライトの3分の1は時間に遅れ、何千というトランクが行方不明になっている。
こうした非効率や遅滞が同空港を所有しているBAA社(英国空港会社)のせいとばかりは言えないが、今月9日に流れた、英国の競争委員会が同社の分割を考えているとの二ユースは、歓迎をもって人々に受け止められているようだ。記事では、こうしたことの問題点を深く掘り下げている。


 Russia's new assertiveness  (Europe)
 Ships, subs and missiles

ロシアの最近の軍の動きを見てみると、いかにも過去の超大国の栄光に対するノスタルジーに酔いしれているといった感が否めない。
潜水艦で北極点の海底に旗を立てたり、地中海での海軍基地の回復の動きを見せたり、グルジア共和国でロシア製の爆弾が投下されたり。
一連の事件は関連性はないのかもしれないが、同国の新たな威信発意の気持ちに由来していることだけは確かである。
記事では、この3つの事件の背後にあるものを分析、解説している。
周辺諸国の懸念を顧みずに行われるこうした行動は、自国の自尊心は満足されるのかもしれないが、ある意味では危険な兆候ではある。


 Energy policy (United States)
 A flurry of good intentions

米国議会の下院で、温室効果ガスを削減するエネルギー関連法案が成立した。
内容は2020年までに、電力会社に対して発電の15%を、風力や太陽光発電といった代替エネルギーによって行おうというもので、法案としては画期的である。
州レベルでは、すでに27の州が同様の条例を制定している。まだこれから上院を通過せねばならず、紆余曲折が予想される。
政治的な取引の対象にもされかねない。行方が大いに注目される。


 Investment banking  (Finance & Economics)
 Faith healing

投資会社のベア・スターンズ社が、8月5日に同社の副社長ワレン・スペクター氏を放り出した。
サブプライムローン問題で、大きな穴を開けてしまったためである。
こうした被害はいずれの投資銀行でも同じ。その後、各投資銀行とも多少持ち直してはいるが、まだまだ十分とは言えない。
特にヘッジファンドの被害が大きい。
記事では、こうした現状と背景について論じている。


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